2009年10月3日土曜日

我が蕎麦畑

この7月、近くの農家から約100坪の農地を借り家庭菜園をやりだした。8月の盆あけに蒔いた蕎麦の花が今満開になっている。昨年来自分流のやり方で蕎麦打ちをしているが畑を借りることになり、原料からすべて自作で出来ないかトライすることにした。

種を蒔いてしばらくすると芽が出て、借りた畑の2/3は一面蕎麦畑になった。近くを通りすがった農家の方が、まだ若芽の間に間引きして湯がいて御浸しにするとおいしいよと教えてくれた。食べてみるとなかなか美味しいものであることも初めて経験した。間引いた若芽も無駄にすることなく食するという農家の方の生活の知恵というものなのだろう。

家庭菜園をするとは考えてもいなかったが、雑誌でダンボールコンポストの記事を目にして我が家でもやってみようと思ったのがことの始まり。この3月から家で出てくる生ごみはダンボールコンポスト器に入れ毎日攪拌し処理し続けた。5月ころには生ごみは分解されコンポストが完成、1ヵ月ほどねかせると肥料が出来た。それでこの肥料を有効に使うべく、野菜を購入している農家に使って下さいと申し入れた。しかし肥料は決めたものを使っているとのことで断られたことから、捨てるのももったいなくそれなら自分で使うことを考えることにした。そして近所の何軒かの農家の方を訪れて交渉し畑を借りることになったもの。

休耕地であるため雑草で覆いつくされていた。草刈し、農機具屋から小型耕運機を借り耕し、畑として使えるようになったのは7月の下旬。まずは約10mほど一畝分だけの苗を買い込み植えた。青葉、ツルムラサキ、オクラ、きゅうり、ゴーヤ、なす、トマト、シシトウ、ピーマン、春菊、ミョウガなど。この夏は毎日のように自家製の野菜を食べ堪能した。

蕎麦に続いて、残りの畝には大根、にんじん、九条ねぎ、にら、玉葱、白菜、キャベツ、ほうれん草、小松菜、大豆などの種を蒔いた。すでに芽を出し緑の畑に変貌している。一番最初に蒔いた大根は立派に成長し、収穫して大根ステーキなどして美味しくいただいている。7~80本近くは採れそうで食べきれないので近所の方に食べていただく予定である。

さらには、畑の境界には柿、りんご、梨、栗、琵琶の苗木も植えた。何年後になるかは知らないが果実のなることも期待している。もう一つ実験的に小さいながら水田も作った。いつも食べている玄米の中に混ざっていた籾付のものを水に入れてマンションのベランダに置いておいたところ芽を出した。時期的には遅かったが田植えをした。いま稲穂が出ており、お米が採れるか楽しみである。